STEP.2編に引き続き書いていこうと思います。
ここからはSTEP.3編です。
【見積もり・入札】
STEP.2の実施図を元に施工会社に見積もりを依頼します。
入札をご希望の場合は、入札説明会を開きます。
実施図の内容で予算内に収まっていない場合は、コストダウン案を提案致します。
(※入札の場合は、決まった施工会社1社にてコストダウン案の際見積もりを依頼します。コストダウン案にて再度入札を行う場合はスケジュールがずれる可能性が高くなります。)
〈契約・発注〉
工事金額が決まれば、クライアントと施工会社の間で契約を行い、発注を行います。
設計から施工会社へバトンタッチし、以降は工程表や図面通りに工事が進んでいるか確認します。
※施工会社にて施工管理者を立てるのが一般的ですので、工事期間中の打ち合わせ等はクライアント、設計者、施工管理者で集まり情報を共有できるようにします。
【着工】
工事のスタートです。一般的に発注から着工までに10前後の間に工事準備間を取ります。
できるだけ空家賃を抑える為に賃料発生の日にちを共有し、逆算してスケジュールを立てます。
【定例・中間チェック】
工事ボリュームや工事期間にもよりますが、途中段階での進捗状況を確認する為に設けます。
状況に応じてクライアントにも現場に足を運んで頂き打ち合わせをお願いする場合があります。
〈設計検査〉
引き渡しの前に、図面と相違がないか、使い勝手など問題がないか確認します。
この際に、是正工事や残工事もまとめ、後日引き渡しの際にクラアントへお伝えします。
※是正工事:工事のやり直し。
※残工事:未完の工事部分。
【引き渡し】
工事が完了し、施工会社からクライアントへ引き渡しを行います。
具体的には機器の取扱説明や保証等の書類、鍵の引き渡し、問題が起きた時の連絡先の説明などです。
※是正工事や残工事がある場合、引き渡し後もオープンまでの準備期間を利用して工事を行う場合があります。
〈竣工写真〉
ホームページや雑誌などに載せる用の写真を撮影します。
日時はご相談になりますが、オープン準備期間中に行うことが多いです。
プロのカメラマンに依頼することがほとんどですが、クライアント様のご予算が厳しい場合は5割程度の費用にて私が代わりに撮影する場合もあります。ただ、ホームページなど、来店動機をアピールする上でとても大事な写真となりますので、やはりプロのカメラマンに依頼することをオススメしております。
業務(作業)の見える化を進めるためと称して、キックオフから引き渡しまで、できるだけ具体的に書くよう勤めました。
しかし実際にはもっと細かく色々あるので、その辺りはBlogなどでお伝えしていけたらと考えております。
設計会社を決める際など、少しでもお役に立てれば幸いです。
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